ボランティアさんインタビュー♪

 

昨年から地域生活センターでボランティアを始め、その後アルバイトとして関わってくださった大学生のAさんに、インタビューをさせていただきました。

4月から特別支援学校の先生になるAさんにとって、グループホームでのボランティアがどのような経験になったのかを聞いていきたいと思います。



ボランティアを始めたキッカケは何ですか?

【関わったことがない障害のある方のことを知りたい。就職を目指すための経験として】

 

大学の授業に職員の方がグループホームの説明とボランティア募集に来た時があって、私は今まで知的障害のある方と関わる経験はありましたが、身体障害のある方とは関わったことがなかったため興味があり、ボランティアを申し込みました。

養護学校の教員を目指していたので、その経験としてもやってみようと思いました。



実際にボランティアをしてみてどうでしたか?

【お互いの想いが伝わらないことへの難しさから、分かり合えるようになった楽しさがあった】

 

初めは言語障害のある入居者の方の言葉を聞き取ることが難しくて、コミュニケーションを取るのが大変でした。何度も本人に聞き直しても、本人が「もういい」となってしまったり、聞いているうちに申し訳なく感じることがあり、私自身も緊張しながら介助をすることが多かったです。

それでも、職員の方から介助のコツを教えてもらったり、ご本人の障害の話を聞いたりして、徐々に慣れていくと入居者の方の言葉も分かるようになりました。

私の話に笑ってくれたり、入居者の方からも「やってやったよ」と可笑しな話をしてくれたりして、自然と笑い合えるようになりました。

 入居者の方と職員の方と3人でスヌーピーミュージアムに行って、六本木で外食をしたのもとても楽しかったです!

 

 

Aさんにとってここでの経験はどのようなものになりましたか?

【関係が出来ていく楽しさと、相手のことを考えていく力が就職にも活かすことが出来た】

 

私自身、初めは数回やれば良いくらいの気持ちだったのが、こんなに続けるとは思っていませんでした。ですが、入居者の方と関係が出来てきたのかなと感じてくると、以前やっていた接客のアルバイトよりも楽しくて。相手の方と向き合う距離はとても近いけれど、その分相手の方のことが分かってきたり、出来ることが増えることの嬉しさがありました。

また、入居者の方の想いや望むことなどを支援する中で考えていく力がついたと思います。それは今後教員として働いていく上でも、障がいのある子どもたちと関わる時に活かすことができると思います。



初めは入居者の方とのコミュニケーションに苦労したAさんですが、入居者さんと日常の時間を積み重ねていく中で、今までと違う視点を持ち、相手の立場になって考えながら関わっていくことで、自然と関係が深まっていき、それが考える力や関係が深まる喜びに繋がったようです。

グループホームで障害のある大人の方たちの生活を学んだAさんが、学校の先生として子どもたちの未来のために活躍してくれることを願います!またいつでも皆さんに会いにきてください


障害者の方が地域で暮らすために、様々な人との関わりがあります。職員はもちろん、ヘルパー、アルバイト、ボランティア、地域の方々、日中活動の職員など色々な立場の人が関わっています。その中でも、ボランティアのみなさんのご支援は障害のある人たちがゆたかな暮らしを実現するために欠かすことができない力となっています。

現在ボランティアでグループホームに来てくださっている学生の皆さんにお話を伺うことができました。今回その中でのお話をご紹介したいと思います。 

 

[ボランティアのみなさんのお話より、抜粋] 

Aさん

入居者の方と一緒に旅行に行ったり、地域のおまつりや餅つきに一緒に参加させてもらうなど、普通に大学に通っているだけではできない経験ができることが良いところだと思います。

 

Bさん

グループホームでは入居者の方や、職員やヘルパーの人などいろんな年代や立場の人と関わることができるのが楽しいです。

 

Cさん

将来、特別支援校の先生になることをめざしています。障害を持った生徒さんが将来どのようなところで暮らし、どのような生活をすることになるのかイメージすることができるのでいい経験になっています。

 

 

その他、最初は入居者のみなさんとのコミュニケーションに難しさを感じていたが、関係ができていく中で会話をするのが楽しいと感じられるようになった、グループホームで定期的なボランティアを続けていくためには自分の親の理解や信頼を得ることも大事、泊まりのボランティアの日についつい夜中まで職員と話し込んでしまうことがある(笑)などいろいろな話が出ていました。

 

 

ボランティアを続けているみなさんの言葉はグループホーム職員としても励みになるものでした。貴重なご意見、お話本当にありがとうございました。

 

ボランティアは楽しい場面だけではなく、困難に直面することや難しいと感じることも多々あるかもしれません。それでも、自分の普段の生活の中ではあまり関わる機会のない人と関われること、様々な経験を通して自分を成長させることができること、が魅力の一つなのではないでしょうか。

 

 

ボランティアの募集は随時行っています。経験、年齢は問わず。時間帯や回数に関しては相談の上、希望に添えるよう考慮いたします。

ボランティアに興味がある方はこちらをご覧ください

 

※みんなの声、にはグループホームに関わる方々の声を随時載せていきたいと思います。

 

 

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