入居者の方の声

 

本牧生活の家  男性入居者の方

 

28年前、グループホームに入居
私がグループホームに入居したのは28年ほど前、最初にふれあい生活の家ができた時でした。それまでは横浜市内の実家に両親と一緒に暮らしていました。友達でグループホームに住んでいる人が何人かいたので、自分も入りたいと思っていました。


実家とグループホームの違い 戸惑い
実家で暮らしていた頃は、着る洋服、休みの日にどこに行くか、など全部親に任せていました。グループホームに入居して、今まで親がやっていたことを自分がやることになって、最初は着る洋服も中々選べませんでした。今ではもうちゃんと、自分で決めることができますが。あと困ったこととしては、グループホームに入ってからついついお酒を飲みすぎてしまうことですね。実家にいたときは、飲みすぎそうになると親に止められていましたが、グループホームでは止めてくれる人がいないんです。酔っぱらって記憶を無くしたり、気持ちが悪くなったり色々やらかしましたね(笑)今は体のことを考えてお酒は飲んでいません。
グループホームはいろんな人が住んでいて、ボランティアとか、ヘルパーとか、いろんな人がいて楽しいです。

 

今の生活について 思うこと
今は、昔に比べて出かけなくなってしまいました。若い頃は電動車椅子を乗り回してあっちこっち出かけていたのですが。昔は桜木町に行くことが多かったです。まだみなとみらいもランドマークタワーもできる前の話です。その時の彼女とよく美術館に行っていました。展望台に上って景色を見に行っていたんです。まだ周りに高い建物がなかったので景色がきれいに見えたんです。今では電動車イスから手動の車イスになり、一緒に出かけてくれるボランティアさんが昔より減ってしまったこともあり、出かける機会が減ってしまいました。今でも機会があれば色々なところに出かけたいですね。



昔のことを懐かしみつつ、ゆっくりとしみじみと語ってくれました。今回聞ききれなかったこともまだまだあります。また次の機会にお話を聞くのを楽しみにしています。

 

ありがとうございました。

 

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